AWSへの苦手意識をなくしたくてQwiklabsに課金していた
最近 Qwiklabs に課金している。
Qwiklabs は『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト』で知った。
Qwiklabs 自体がどういうものかについてはやってみるのが早くて、例えば DynamoDB の紹介用ラボ『Introduction to Amazon DynamoDB | Qwiklabs』とかは無料で、「ラボを開始」をクリックすればすぐ試せる。
利用する AWS アカウントは Qwiklabs がラボごとに都度払い出してくれるのでそれを使う。
値段は 1 ヶ月使い放題で $55。都度払いする方法もあるけどコスパが悪い。都度払いというのは事前に購入したクレジットをラボを起動するたびに払う方法で、1 クレジット当たり大体 $1。ラボによっては起動するのに 24 クレジット必要だったりする。一度受けたラボであっても起動のたびにクレジットは必要。
概要はそんな感じで、Qwiklabs の良いところを紹介すると
- AWS 破産がない。
- まあ破産はないとしても、うっかり何かを消し忘れたとかで知らない内に課金されてるとかの心配がなくなるのは嬉しい。眠いけどリソース削除しとかなきゃとかから開放される。
- How が身に付く。
- 上に挙げた本だけじゃ What と Why は身に付くけど How が抜け落ちてるので肝心の AWS への苦手意識はなくならない。
- 英語のラボであっても『日本語に翻訳』すれば普通に読める。
- シンプルな文章で書かれているため翻訳しても自然な文章になる。
- たまに変に訳されてしまって
20GiB
が20ジブ
になったりString
がひも
になったりするけど、注意深くいれば大丈夫。
- Quest が達成欲を掻き立てる。
- 紐づくラボを全部やるとバッヂが貰える仕組み。
- 参考: Serverless Design with AWS Lambda | Qwiklabs
- ちょっとでも面白そうな Quest を見つけたら登録しておく。後は勝手にやる気が出る。
- ラボの検索が便利。
- 無料なら → https://amazon.qwiklabs.com/catalog?price=free
- Quest で絞りたいなら → https://amazon.qwiklabs.com/catalog?format=quests
- 初級者向けなら → https://amazon.qwiklabs.com/catalog?level=1
逆に Qwiklabs の微妙なところは・・
- 先に進めなくなることが稀にある。
- 例えば・・
- 『アクセスキーはラボのページに張り出されたものを使ってください』と記載があるのに実際には張り出されてなかったり。
- ならばと自分でアクセスキーを発行しようにも権限不足でできなかったり。
- 『他の項目はデフォルトのままにしておいてください』と記載があるが、ラボが書かれた当時とデフォルト値が変わっていたり。
- 『アクセスキーはラボのページに張り出されたものを使ってください』と記載があるのに実際には張り出されてなかったり。
- 例えば・・
- メールがうっとうしい。
- ラボをやるたびに『おめでとうございます!完了スコアは、100.0% です。』メールが届く。
- ラボを起動してすぐキャンセルしても完了スコアが 100% で謎。
そんな感じ。総じて良い。
覚えてるラボの中で、以下は特に面白かった。
- Building Your First Amazon Virtual Private Cloud (VPC)(日本語版) | Qwiklabs
- VPC のラボ。ネットワーク関連は今まで手薄だったためかなり自分に刺さった。
- Challenge Lab | Qwiklabs
- これも VPC のラボだけど、これは珍しく採点方式になっている。自分の理解度のチェックになってよかった。
- Build a Serverless Text-to-Speech Application with Amazon Polly | Qwiklabs
そういえばラボをやっていて PEM ファイルで EC2 にログインさせられることが多くて、.zshrc に以下のような function を定義した。
function qwiklabs_login_with_path_and_ip() { dst="/tmp/$(basename $1)" mv $1 $dst chmod 400 $dst ssh -i $dst ec2-user@$2 }
使い方は $ qwiklabs_login_with_path_and_ip ~/Downloads/qwikLABS-A123-4567890.pem 198.51.100.1
のような感じ。使った PEM ファイルは /tmp/
以下に移動してくれるのでラボごとに発行される PEM ファイルで ~/Downloads/
が溢れなくなるとかそんな良さがある。
あとは便利系だと cVim ( cVim - Chrome ウェブストア ) の設定で以下のような定義をした。
openServicesMenu -> {{ document.getElementById("nav-servicesMenu").click(); }} site 'https://*.?console.aws.amazon.com/*/*' { map t :call openServicesMenu<CR> }
t
で AWS コンソールのナビゲーションバーの「サービス」ドロップダウンを開閉してくれるやつ。例えば今 EC2 のページにいて t
でドロップダウン開いて s3
とか入力して Cmd+Enter
で別タブで S3 開くとかできて個人的にはかなりライフチェンジングだった。